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ハンス・ロスリング著『ファクトフルネス FACT FULNESS』

ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド著上杉周作、関美和訳、日経BP社、2019.1.15第1版第1刷、2019.7.23第1版第13刷

世界の常識と思っていたことでどんなことが違うのか。10の思い込みとはどんなことなのか、本の帯を読み、とても興味を持ちました。世界100万部超の大ベストセラーとも書いてあります。

冒頭に13の質問がありますが、不正解率がかなり高く、古いデータを今でもそのままであると思い込みをしていることにまず気づかされました。

人間には、分断本能、ネガティブ本能、直線本能、恐怖本能、過大視本能、パターン化本能、宿命本能、単純化本能、犯人捜し本能、焦り本能があり、冷静に受け止めるべきであることをデータを用いて客観的に説明されています。この本を読むと、世の中が悪い方向に行っているのではないかという漠然とした不安はなくなります。

ニュースなどの世界情勢を判断するとき、次のことを心掛けたいと思いました。①情報を冷静にみること。 
②自分自身の判断も本能に支配されていないか振り返ること。 
③他人の過ちも本能から来ていると見極め、冷静に批判すること。

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