柚子のキャリア・コンサルティングルーム

リフレーミング(reframing)

本日、オンライン講演会で、ビリギャル著者・坪田信貴氏の話を聞きました。『ビリギャルをヤル気にさせた5つのポイント』2020.10.31

5つのポイントとは、

①目標設定:子どもと親が一緒に適性を考えて設定する。その時に、偏差値や将来安定した職業が良いといった枠組みを外して考えること。

②継続:どうしても高い目標を設定すると、ネガティブなことを考えてしまうので、メンタルトレーニングが重要になる。

③戦略:相手(受験する学校)が求めているものを知る。

④戦術:何をするかを明確にする。たとえば、「復習する」という言い方は曖昧であり、何をどれだけするのか定義をしっかりと行う。

⑤評価:100点は目指さない。100点を取り続けることはできないから、途中でムリだと思ってしまう。成功を目指すのではなく、成長を目指す。「やればできる」と言うのではなく、「やれば成長する」と言って接すること。1%の成長が日々の継続で大きな成長となる。

ということでしたが、特に②の継続が難しいということは、自分自身の経験からもよく分かります。

最初は、ヤル気があってもそのヤル気を目標まで継続させるのは、本当にたいへんです。坪田氏はメンタルが9割であると言い切っていました。

このメンタルをコントロールするのは、リフレーミングの考え方をトレーニングすればできるようになるとのことでした。

リフレーミング(reframing)とは、物事をみる枠組み(fram)を変えて別の枠組みで捉え直すという考え方です。物事は多面性があるので、違う側面を見て、それを親は子どもに伝えることで、折れそうになるココロを支えることができます。例として、0点のテスト結果を見たとき、その点数を責めるのではなく、「100点分伸びる余地がある」と話をするのです。

このリフレーミングは、日常的に物事を多面的に見ていなければ、良いタイミングで「こんな考え方もあるよね」と教えてあげることはできません。日々のトレーニングとして心がけたいと思います。

コメントを残す