柚子のキャリア・コンサルティングルーム

範囲を決めて選択する

本日も小学校の書道の出前授業(2020.11.18)に行ってきましたので、そこでのできごとから。

生徒が好きな文字・1字を自分で選び、それを色紙に書きます。

1年生や2年生は、学習した漢字が少ないこと、また、書写の授業は硬筆(鉛筆)のため、担任の先生が候補の字を5個くらい出して、そこから選んでいるようでした。

高学年になると、自由に選んでいるようですが、やはり、ある程度似たような文字が並びます。「夢」「輝」「心」「海」「結」「幸」「光」

「心」は人気の文字ですが、バランスをとるのが難しい字です。一字書の場合、少し画数があった方が書きやすいと思います。

そのような中、「豚」と書いている生徒がいました。ユニークで良いなと思い、その理由を尋ねました。

すると、班の4人で話し合って、「動物にしよう」と決めたそうです。

他の3人が「猫」「犬」「牛」に決めたので、自分は猫を飼っていて猫も好きだけれど、豚も好きだからと「豚」にしたと教えてくれました。

たくさんの漢字の中から好きな字を1字選ぶと、どうしても似たような字を選びがちになります。

それを、「動物」という範囲を決めたことで、かえってユニークな文字を選び出すことができました。

このことは、何かを決めるとき、たとえば就活する業界・会社などを考えるときにも有効な考え方だと思います。

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