柚子のキャリア・コンサルティングルーム

自分史のつくり方(1)目的

自分史の作成によって、自己分析ができると2020.11.19のブログで書きましたが、特に次のような時期に自分史を作ってみてはいかがでしょうか。

(1)就職・転職の時

幼い頃からの自分の体験をまとめることで、自分の強みや興味のある分野が見つかり、業界・業種選択に役立ちます。また、エントリーシートに書く長所や短所が見つけやすくなります。

(2)セカンドステージを考えたい時

定年退職や仕事を引退した後について考えたい時、携わってきた仕事についてまとめてみましょう。あるいは、子育てが一段落した時、子育て期のできごとを自分史作成を通して振り返ってみることをお薦めします。

自分がどんな時が楽しかったか、どのような経験をしてきたを思い出すことになり、地域活動やボランティア、再就職といった人生の次のステージを考えるきっかけとなると思います。

(3)家族とのコミュニケーションを深めたい時

子どもに自分の若い頃の写真を見せる、あるいは、両親に若い頃の話を聞くといったことで、家族とのコミュニケーションが深まります。

(4)自分の経験を後世に伝えたいと思った時

一人一人が体験したことは、その時代に生きていた人しか知らないことできごとです。自分が経験していたその当時は当たり前のことも、今ではすっかり変わっているということは、たくさんあります。

たとえば、私が携帯電話を最初に見たのは、会社の役員が特別に使っていたものでした。電池がとても大きくて重いので、電話だけで一つの荷物になっていました。それでも、「個人で電話を持ち歩くなんてスゴイなぁ」と思ったものです。

携帯電話と自分の生活の変化について関連付けると、今がいかに便利になったかあらためて生活の豊かさを感じるかもしれません。

参考資料:一般社団法人 自分史活用推進協議会「自分史活用アドバイザー認定講座テキスト」

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