昨日オンラインで参加したビジネスフォーラム「COMPANY Forum 2020」株式会社Works Human Intelligence主催、2020年11月26日から。
「不動心 -逆境に強い力-」と題して、NYヤンキースGM特別アドバイザー 松井 秀喜 氏 と株式会社Works Human Intelligence 代表取締役社長 安斎 富太郎 氏との対談がありました。
そのなかで、松井氏はプロ野球選手になって楽しいと思える時について、次のように語っていました。
プロになると、結果を出さなければならない責任があるから、野球のプレーをして楽しいというのはない。
プレーをしている時ではなく、「チームのみんなで喜びを分かち合える時」とのことでした。
プロの厳しさを知ると同時に、楽しいことを仕事にしたいと思っている方の参考になる言葉だと思いました。
また、逆境のときに冷静に対応してきた秘訣として、
「自分でコントロールできることとできないことを区別して、コントロールできるものに全力を投入した。」と話していました。
怪我をして手術後3ヶ月はプレーできなかった時も、連続試合出場が途切れ、プレーできない悔しさはあったが、現実を受け入れ、気持ちの切り替えは早くできた。
そして、これまで以上のものを出せるように自分の中での自然を心掛け、見つめ直す期間とすることで、復帰後ファンの期待に応えられたそうです。
確かに、自分でコントロールできないこと、例えば、すでに起こってしまったことに対して悲しんだり悔やんだり、ときには他人を恨んだりするのは、エネルギーが逃げてしまうと思いました。
全力投球できるところを知っていることが真のプロフェッショナルなのだと感じました。