柚子のキャリア・コンサルティングルーム

シンデレラ・コンプレックス

川畑のぶ子氏の心理学講座をオンラインで受けていましたら、シンデレラ・コンプレックスの話が出てきました。

聞いたことはある言葉ですし、「白馬の王子様を待つ女子」という意味で使うのかと、それ以上のことは知りませんでした。

「シンデレラ・コンプレックス」は、1981年に小説家のコレット・ダウリングが提唱して、同名の書籍が出版されています。

1981年から40年近く経っていますが、川畑のぶ子氏の解説を聞くかぎり、女性が生きづらさを感じるときの心理的な問題が示されていて、今でもまだその問題は未解決であることに気づかされました。

■女性は自分の能力を疑っている。

 女性は男性に比べ、同じことをしても正しくできないのではないかと思いがちである。

 そのことは、自信や自尊心の欠如につながり、他人に対して羨望や嫉妬を生む。

■親の育て方が男女の差を生む。

 父親は娘が自分より優れたキャリアを築こうとすると、結婚の方向に持って行く。

 母親は、自分と同じ道を進ませることで自分の生き方が正しかったと信じたいと無意識に思っている。

 母親と娘の関係は、同性であるために同化しやすい傾向にあり、心理的葛藤が生まれ、複雑なことが多いと思います。

 私と母との関係を思い出しても、思い当たることがいくつもありました。

 母親は自身が娘(私)の年齢だった頃はどのように過ごしていたかと、私と昔の自分を常に比較しているのではないかと思われ、居心地の悪さを感じていました。

 自分との共通点を感じ、著書『シンデレラ・コンプレックス』を読んでみたいと思いました。

 女性と男性がすべて同じようにキャリアを進めることが幸せであるとは限らないと思います。

 ただし、生まれてから育っていく過程で、親や社会から受けている「女性だから○○」を当たり前のことと思わず、今一度立ち止まって考えてみても良いと思いました。

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