柚子のキャリア・コンサルティングルーム

新型コロナ禍と女性の暮らし

NHKスペシャル「コロナ危機 女性にいま何が」2020.12.5放送より。

新型コロナ禍で暮らしへの打撃を大きく受けている女性、特に非正規雇用で働いている女性について取材した番組でした。

番組で調査を行ったところ、解雇や雇い止めなど女性の4人に1人に大きな影響が出ているそうです。

共働き世帯が増え、世帯収入で女性の稼ぎは3割を占めるようになりましたが、新型コロナの影響で女性が多く働く飲食・宿泊業の雇用が大きく打撃を受けました。

妻の収入が減り、子育て期の“中間層”では公共料金・家や車のローンが支払えないという家庭も出ていると紹介されていました。

特に深刻なのは、シングルマザーの暮らしです。

育児のために、仕事の時間や場所に制約があり、再就職先が決まらない不安と戦っていました。

家賃や住宅ローンの負担が重く、食事を切り詰める生活というのは、次世代を担う子供の身体作りにも影響します。

このように女性が精神的に追い詰められている状況は、“仕事のやりがい”とか、“自己の成長”を考える以前の問題です。

新型コロナの影響で人手が足りない職場と仕事を求めている人とのマッチングが迅速にできないものかと思いました。

また、食品ロスが問題になっている一方、食事を切り詰めている家庭があるというのは、日本全体でみるとアンバランスと感じます。

余っている食品と困窮家庭とのマッチングができないものかとも思いました。

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