■説明ではなく、描写する。
自分史では、自身の体験を書いていくことになりますが、できごとを説明するのではなく、そのできごとが起きた時の情景を描写するようにします。
読者にその情景が伝わるように意識しましょう。
特に、自分自身がそのときどのように感じたか、感情面を描写した方が読み手に伝わります。
■読者の視点を意識して書く。
自分自身にとっては当たり前のことで省略してしまうことがあります。
これを防ぐには、読者の視点を意識して書くこと、さらに、身近な人に原稿をみてもらうのをお薦めします。
■当時の「時代」と「場所」を意識する。
読者が知らない場所であることを考え、「時代」と「場所」をきっちり書きます。
話の流れが悪くなる場合は、脚注や注釈を入れます。
また、できるだけ固有名詞などを使い、具体的に書くことを心掛けてください。
記憶があいまいになっているときは、その名前を調べてみましょう。
調べているうちに、当時の様子が思い出されることが多いと思います。
■自慢話ばかりにならないように注意する。
読み手がその話(情報)を聞いて、どんな反応をするかを想像しながら書いてください。
成功した話だけでなく、失敗談や挫折の経験、それらをどのように乗り越えたのかを書いたほうが、読者にとって興味深いものになります。
参考資料:一般社団法人 自分史活用推進協議会「自分史活用アドバイザー認定講座テキスト」