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映画『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』

監督:トム・シャドヤック、主演:ロビン・ウィリアムズ、1998年公開

スポーツドクターの辻 秀一氏が『パッチ・アダムス』を観て、慶應義塾大学病院の内科医から転向した話をYou Tubeで知り、興味が湧きました。

「実際の医師が人生を変えるきっかけとなる映画はどんなものなのか。」という思いで観ました。

実在のアメリカの医師パッチ・アダムスの半生が描かれた映画です。

パッチ・アダムス(本名:ハンター・アダムス)は、“ユーモアによる治療が重要”という説を実践することで医学界の常識を覆し、また、貧しい人を受け入れる病院を作った方です。

医者と患者との関係も、1960年代当時、医者は病気を治す偉い存在が常識だったようですが、大学の先生からの圧力に屈せず、人間として対等に関わるというスタンスを貫いている姿がとても勇気があることで、感動しました。

従来通りの権威主義のなかにいる方が楽ですし、多くの知識を持ち、たくさんの勉強をしないと医師になれないのですから、優越感を持って当然のところをそうではないと気づかせるのは、たいへんだったと思います。

また、「人は必ず死ぬ。長く生きるのではなく、いかに生きるのか。」が重要であることを再認識させてくれる映画でもあります。

たしかに、病気になったときにこそ、生きる意味を考え、少しでも楽しく笑って過ごしたいものだと思いました。

人生を充実させるには、身体をケアするだけでなく、精神的にもユーモアを持つ余裕と人間的豊かさを磨きたいと感じました。

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