柚子のキャリア・コンサルティングルーム

琳派と印象派

アーティゾン美術館(東京都中央区)が開催している「琳派と印象派 東西都市文化が生んだ美術」企画展を観に行きました。

日時指定予約制で人数が制限されているため、ゆっくり鑑賞することができました。

この企画展は、日本の琳派の絵画とヨーロッパの印象派の絵画をテーマに分けて対比して展示していました。

次のようなテーマがつけられていました。

①継承(Succession)

②水の表現(Expressing Water)

③間(Space)

④扇形(Fan Shapes)

⑤注文主(Clients)

⑥都市を離れて(Leaving the City)

テーマに分かれているので、やはり、そのテーマについて関心が向きます。

たとえば、水の表現のテーマのところでしたら、水がどのように描かれているのか、日本とヨーロッパの描き方の違いを通して、細部に着目して観ることができました。

琳派と印象派で共通するものがあるのかな?と思って出かけた展示でしたが、一人の画家や一つのジャンルについて、エピソードや書いた当時の時代背景などの解説を読みながら鑑賞するのとは違った面白さがありました。

テーマを決め、違うジャンルのものを対比して並べてみると、多角的に作品を観ることができると感じました。

同じことがキャリアの選択でもあると思いました。

同じ水を表現するにも、線で表現する場合、色で表現する場合があるように、キャリアの描き方も様々な方法があるので、広く多角的に考えられるようになると良いと思いました。

一番重要なのは、キャンバスに向かった時に「何を描くか」を決めることです。

自分で決めているようでいて、意外に親や周囲の人が「これにしたらいいんじゃない?」と言っているものにしていることもあります。

就活中の方も、現在働いている方も、何をやりたいのかが分からなくなったら、違う分野でのキャリアの可能性を検討すると、新しいことが見えてくるかもしれません。

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