日経新聞(2021.1.15夕刊)「人間発見」IOC会長トーマス・バッハ氏④より。
IOC会長のトーマス・バッハ氏は、フェンシングの金メダリストであり、弁護士資格を持ちながら世界的な企業に勤務した経歴をお持ちです。
スポーツの勝敗について、バッハ氏は次のように語っています。
■今勝っても、1時間後の試合では同じ相手に負けるかもしれない。
だから、勝利は自信をつける一助にとどめておくことが大切だ。
逆に負けてもすべてが失われたと落ち込む必要もない。
勝負はあくまでも次にうまくやるための動機づけと捉えなければいけない。
■スポーツに限らず、人生で何かが起きた時に
「それは自分の明日にどういう意味があるだろう。」と考える癖をつけることが、その後の人生に役立つと思っている。
オリンピックの金メダリストのメッセージですから、とても説得力があります。
負けたり、失敗したりした時は、悔やむ思いが強くなってしまいますが、今後の自分の人生にとって、意味あるできごとであると、そのことを意味づけすれば、プラスの思いが沸き上がってくると思いました。
昨日の研修会で、人前での発表で思うようにできず、恥ずかしい思いをしましたが、これからの実践に向けて、苦手なことが分かったとプラス方向に考え直しました。