2022年卒の就職活動が本格化するこの時期、企業選びで行き詰ってしまう人が多いかもしれません。
学生さんの希望する企業を見ていますと、どうしても社名を知っている会社に人気が集まります。
社名を知っている、あるいは、商品を知っている会社は安心感がありますから、無理もありません。
では、どうやって企業を調べるきっかけを作れば良いでしょうか。
日経新聞(2021.2.3付)に、人材研究所 曽和利光氏が「フリーワード検索」を提案されていました。
そのフリーワードは、部屋を見回してあった「ギター」や趣味の「将棋」といった感じで、遊びと思って興味のある単語を入れるというもの。
部品メーカーや専門商社などが出てくるのを手掛かりに、企業研究をするというものです。
また、自分軸を探す手がかりとして、就職人気ランキングなどの会社がずらりと並んだリストを用意し、会社名を見て、自分にとって「あり」「なし」をペンでチェックする方法も曽和氏は提案しています。
「あり」にチェックした会社に共通点が見えてきて、その共通点がすでに「自分の中にある軸」ということです。
共通点は、友人や家族などに見つけてもらっても良いそうです。
この方法だったら、少し肩の力を抜いて企業研究もできるのではないでしょうか。
参考資料:日本経済新聞(2021.2.3朝刊)