黒沢一樹著『ネガポジ就活術』鉄人社、2013.1.28、第1刷発行
就活生の皆さんは、まず「自己分析」をして、昔からやりたかった仕事や夢に近づくような仕事を探していると思います。
もちろん、「自己分析」は、自分を知るために必要です。
しかし、順調に目標とする企業から内定をもらえるとは限りません。
就活がうまくいかないと感じたときは、これまでと違った視点で考えてみると良いと思います。
黒沢一樹氏は、「ネガポジ就活術」を提案しています。
一度、自分の絶対イヤ(苦痛)なことについて、見つめ直すことです。
自己分析を促す問いかけとして、“イヤなこと”、“嫌いなこと“、“絶対に目指したくない人”、”キライな人”、”他人から絶対にこうは思われたくない人”を考えてみてください。
そのように考えると、応募する業界や企業の幅が広がります。
その後、“興味をもったことや一瞬でも夢中になったこと”を掘下げてみます。
大学生の場合、自分自身の経験の中から仕事や業界を選ぼうとすると、自分にとって身近な業界や商品、名前を知っている企業に希望が偏りがちになります。
間口を広げつつ、ある程度絞り込みをするには、一度、自分にとってネガティブなことについて考えてみるのも一つの方法です。