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シェリー・ケーガン著『「死」とは何か』

シェリー・ケーガン著、柴田裕之訳『「死」とは何か』文響社、2018.10.10第1刷、2018.11.6第4刷
前回は『生きる』を取り上げ、今回はその対極の『死 DEATH』がテーマの本です。

「死」について考えることは、いかに生きるかということだと改めて感じました。
イエール大学での講義を編集した内容ですが、身近な例を示して、私達が当たり前と考えていることを著者は問いかけてきます。
著者のメッセージとして特に感じたのは、
◆自分の信念を批判的に検証することで、人生の意味が深くなる。
◆永く生きれば良いというわけではない。不死を受け入れたいか。
◆誰も自分と代わりの人生を歩むことはできない。

自分にとって意味ある人生とは何か。最も重要だと思うことに時間を費やそうと、読んだ後前向きになれる本です。

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