柚子のキャリア・コンサルティングルーム

ギグワーク

ギグワークという働き方について、耳にするようになりました。

英語のGig(一度だけの演奏や短いセッションを指すスラング)」+「Work(仕事)」からできた言葉で、2010年代半ばにアメリカで生まれた新しい就業形態です。

ギグワークの代表格はウーバーイーツの配達で、短時間に単発で仕事をする働き方です。

では、単発バイトとどこが違うのでしょうか。

単発バイトは「雇用主と労働者」という雇用契約で仕事をしますが、ギグワークは「仕事の発注者と受注者」という関係になります。

ギグワークの職種は、マッチングサイトでは200業務以上あり、人材派遣とほぼ同じくらい業務範囲は広いようです。

会社のような組織に属さないため、職種、時間を自分の都合で選ぶことができること、人間関係も固定されないため、自由度が高い働き方といえます。

一方で、すべてのことが自己責任になりますので、労災、報酬不払いなどのトラブルは個人で解決しなければならない点は注意が必要です。

自分の裁量で短時間の仕事をする新しい働き方ですが、安定した収入を得るのは難しいので、副業に適しているといえるでしょう。

新型コロナウイルスの影響で、これまで以上に企業のリモートワーク導入が進み、企業がギグワークを発注しやすい環境になってきました。

すきま時間で稼ぐといった収入面だけでなく、ギグワークで仕事を経験する機会が持てると捉えることもできます。

興味のある業界でギグワークを経験し、その業界に向いているかどうかを検討してから、本格的に再就職や転職先を考えるという方法もあるかもしれません。

参考サイト:https://www.manegy.com/、https://ten-navi.com/hacks/

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