柚子のキャリア・コンサルティングルーム

心理療法と精神科の治療の違い

何か困難に直面すると、このような目に遭うのはすべて家族に原因があるとの思いが強く、自分だけが不幸なのだと嘆く女性がいます。

私が一度、彼女に心理療法のカウンセリングを受けることを提案しましたところ、「そんなに大げさな話ではない。(病院にかかるほど私は病気ではない)」とたいへん反発を受けました。

たしかに、精神科の病院に行くというのは、ハードルが高いと思います。

この言葉で気づいたのですが、一般的に心理療法と精神科の治療の差があまり知られていないということです。

心理療法のカウンセリングは、臨床心理士などのカウンセラーと話をすることによって、気持ちの整理をしたり、考えを深めたりすることで治療します。薬は使わないで行います。

精神科の治療は、精神科医がカウンセリングをします。必要に応じて薬が処方されます。

友人と楽しくワイワイと話をしても、自分が辛かった話などは暗いと思われそうでなかなかできないと思います。

カウンセラーと話しをすることによって、気持ちを吐き出し、楽になる人は多いと思います。

新型コロナウイルスの感染拡大で、友人とも会う機会が減るなか、精神的にキツイと感じる人が増えています。

これからはカウンセリングに対して、特別なことと思わず、気軽な気持ちで受けられるようになると良いなと思いました。

なお、心理療法のカウンセリングの場合、健康保険適用にならない場合が多いので、ホームページなどで事前に料金をチェックしてからの受診をお薦めします。

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