柚子のキャリア・コンサルティングルーム

今年のエントリーシート

就職を希望する会社に提出するエントリーシート(ES)。

通常、ESには「志望動機」とともに、「学生時代に力を入れたこと」が項目として問われます。

コロナ下で大学のキャンパスに通えなくなったり、クラブ活動が制限されたり、さらに、アルバイトができなかった学生さんが多いと思います。

一方で、2020年2月以降の1年は、すべての人が想定していなかった1年だったのではないでしょうか。

歴史的転換点ともいえるこの時期に大学生だった皆さんは、一人一人が制限のある中で、何かを模索されていたと思います。

その模索していたことをESに書いても良いのではないかと、私は思っています。

そうは言っても、通常時のクラブ活動のようにはまとまらないかもしれません。

この点について、ハナマルキャリアの上田晶美氏は、「大学時代のことで、どうしても思いつかないのであれば、高校時代の時にやってきたことを思い出して書いてみよう。」としています。

ESは、企業が採用したい人かどうかをみるためのものですから、「この人と一緒に仕事をしてみたい」とか「会って話を聞いてみたい」と思ってもらえることを目指しましょう。

上田氏は、「結論と理由、成果をどう生かせるのかを簡潔に書くこと」を書き方のポイントしてあげています。

さらに、「志望企業が求める人物像に合ったものに文章を練り直し、企業によってESを書き分けること」が重要となります。

参考資料:日本経済新聞(2021.2.3朝刊)

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