柚子のキャリア・コンサルティングルーム

自分史のつくり方(10)文章を書くときの注意点①

自分史ですから、書き方は書き手の自由ですが、一つのものとしてまとめるための注意点があります。

■文体の統一

一般的には、「ですます調」か「である調」に統一します。

体験を綴ったものは、「ですます調」向いています。事実を述べる文章は「である調」が向いています。

■文は短い方がわかりやすい

文は長いと、分かりにくくなってしまうことが多いため、長い場合は分けたり、言葉をはぶいたりします。

思いが強くなると、同じ意味の言葉を重ねて書いてしまうこともありますので、文が長くなったら、見直しをしてください。

■主語と述語を近づける

主語と述語は離れていると分かりにくく、誤解が生じやすいので、できるだけ近づけるようにします。

■形容詞を使いすぎない

形容詞をなるべく使わず、より具体的に書くようにします。

「楽しかった」「おもしろかった」と書くかわりに、どのように面白かったのか、具体的に書きましょう。

接続語は、多すぎるより、はぶいてもすんなり読めるのであれば、削除します。

句読点も、多すぎると読みにくくなる場合がありますので、注意してください。

■漢字とひらがなの比率

文章のなかで、漢字が多いと硬い印象を受けます。

漢字3割、ひらがな7割が理想とされています。

使い分けの目安は、名詞と動詞を漢字、接続詞と形容句をひらがなで書くようにします。

漢字にするか、ひらがなにするか、どの漢字がふさわしいか、迷ったときの1冊として、共同通信社の『記者ハンドブック』があります。

参考資料:一般社団法人 自分史活用推進協議会「自分史活用アドバイザー認定講座テキスト」

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